季節外れな作品と…原宿陶画舎のこと
5月になりましたね。例年ならわんこを連れて『航空記念公園』へ連日散歩に行っているところです。
今年は室内で風を感じています。
題名の季節外れな作品…彩色チャイナのクリスマスプレートです。
当初↑この二枚を作る予定でしたが、大皿の方を失敗してしまいました。
失敗作を載せるのは迷いましたが…自分への戒めも兼ねて載せる事にしました。
ホコリとカスの様な物が入ってしまいました。描き終わって気付いたのですが、焼け飛ぶのか?実験してみたくなりました。二枚は葉の色を濃くしています。
焼成してもホコリとカスの様な物は残っていました。
それでもう一枚追加で作りました。葉の色は薄めです。
金彩は磨いていない状態です。
実は濃い葉色の金は金液を使っていません。
上が金液、下が金の絵の具です。濃い葉色は失敗したので、金の部分に絵の具を使用したらどんな感じになるのか…やってみました。
使用した金の絵の具は盛り上げることができる絵の具です。
思いっきり季節外れではありますが、失敗してしまいどうしよう??と金彩を残して放置していましたが、失敗ついでに試してみました。
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原宿陶画舎のお店が閉店、絵付学院も閉校となります。
4月末にお知らせを手にしました。和絵付けに通い春の特別講座を申し込み受講した講座もあります。ここ数日、寂しく哀しく…やるせない気持ちになっていました。
コロナの影響です。
先生方、スタッフ、ショップの皆さまには本当に優しく善くしていただきました。
ショップは明日から在庫限りのセールです。すでに売り切れとなっている物もあります。今回使った金の絵の具も陶画舎の物です。
予備が少しあるので使ってみたい方は、レッスンでお越しの際に声をかけてくださいね。
陶画舎がなくなると、手軽にザバザバと使っていたクリーナーも手に入らなくなり、価格の高い物を使う事になります。クリーナーは既に在庫がないようです。
数年前、和絵付けの担当講師の勝俣由治先生にオーダーして描いていただいた物です。
今回、春の特別講座で『レトリーバーを描く』を受講予定でしたがコロナで中止。
先生が時間を掛けてたくさんの動物を描き、西洋絵付けを受講していなくても描ける様に考えられたこともうかがっていました。残念で仕方ありません。
先生方やスタッフ、ショップの皆さんの先行きを案じながら…また必ずお会いできる日が来る事を信じて勉強を続けたいと思っています。